いくら言っても何も書かないんですけど…

じっと問題を見ているだけで、
答えへの道筋がわかると急に式を書き出しますが、
わからないときは何も書こうとしません。
何か書くように言うのですが、
まったく何も書こうとしません。
何とかなりますか？

嘗て、初めて伺ったご家庭で相談されたことです。

あま、とりあえず見てみましょう、
ということで体験授業を始めました。
確かに何も書きません。
というより、何も書けないという方が正確でした。

書けない理由は様々でしょうが、
多くの場合は書く練習をしていないからです。
書く練習をすれば段々と書くことができるようになるはずです。
でも、書き方も何もわからない状態で、
何か書くように言ってみても、何も書けないのが当たり前です。

お子さんが書くようになるまで、あるいは書く気になるまでは、
書いて見せるのが大切です。
いちいち「こんな風に書くんだよ」と見本を見せてみましょう。
「じゃあ、次の問題はどんな風に書いたらいいのかな？」
これを繰り返してみましょう。

時間はかかるかもしれませんが、
これを続けていけば、少しずつ書けるようになっていきます。
レッスンが終わった後、学習した問題を、
少し時間を空けて復習することをしていけば、
より早く書けるようになっていくはずです。

練習すれば絶対できるようになります。



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良い指導者を探しましょう。

誰から教えてもらうのか…。
これってすごく重要です。

勿論、勉強は基本的には一人でするものです。
でも、進むべき道を照らしてくれる
灯台のような存在があれば安心して進んでいけます。

それは、先生かもしれませんし、家族かもしれません。
ひょっとすると本かもしれません。
お子さんにはそんな存在が必要です。

ただ、家族はお互いに甘えが出易いものです。
また、中学受験の時期は、反抗期と重なることが多いようです。
ですから、家族は、原則として、
周りにいてサポートするようにし、
勉強についてはたまにサポートするにとどめた方がよいようです。

可能であれば外注することをご検討ください。

個別指導塾でも、家庭教師でも良いのですが、
一番重要なのはお子さんとの相性です。
塾でも、センターでも、個人契約でも、
お試し（体験）があるはずです。
お試しを利用して、お子さんにあった先生を見つけましょう。

良い先生に出会えると、
お子さんの勉強に向かう姿勢が変わり始めます。
自ら勉強を始めるかもしれませんし、
できなかったことをできるようにしようと
努力し始めるかもしれません。
成績は急には上がらないかもしれませんが、
お子さんに少しずつ変化が現れるはずです。



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