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あなたの努力は正当ですか?

自分ではどうにもならないことが起きた。
それに耐え、前進するだけだった。
とてもいい教訓になった。


昨年のイチロー選手の言葉です。

正当な努力を続ければ必ず良い結果が得られるはずです。
自分の努力が正当であるという自信があれば、努力を継続することができます。
イチロー選手のこの言葉は、
イチロー選手が自分の努力が正当であることを確信していたことを示しています。

どんなにがんばっても、なかなか上手くいかないことってありますよね。
そんなとき、つい努力の方向が間違っているのではないかと不安になります。
確かに、良い結果を得られないときは、努力の方向が間違っていることが多いのですが、
いくら正当な努力をしても直ちに良い結果を得られるとは限りません。
良い結果が得られるまでに、相当な時間、努力を続けなければならないことはあります。

問題は、自分の努力が正当なものかどうかの判断が正確にできているかどうかです。
自分の努力が正当なものであるかどうかは判断が困難です。
そんなときは、専門家に尋ねてみましょう。
塾の先生や家庭教師など、教えることを専門にしている人であれば判断は可能なはずです。
正当な努力の仕方がわからないのであれば、指導を受ける必要があります。
間違った努力を続けていたら、望む結果は一生得られません。
どうせがんばるのなら良い結果が得られた方が良いですよね。
ただ我武者羅にがんばるのではなく、自分の努力が実を結ぶような工夫も必要ですよ。



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お子さん自身に自分の間違いを気づかせる方法

お子さんが問題を間違えたときに、すぐに正解を教えてしまうのは賛成できません。
勿論、個人指導をしているときに、時間の関係で、そうせざるを得ない場合はありますが、
私は、可能な限り、お子さん自身に答えを出してもらうように心がけています。
間違っている箇所を指摘し、そこからもう一度やり直してもらいます。

間違いには、計算ミスと問題の読み間違いとその他の間違いの3種類があります。

計算ミスに対しては、
まず、それぞれの計算について、大雑把にどのくらいの答えになるのかを見当つけることです。
次に、どう見ても妙な答えがないかを探すことです。
それでも、見つからなければ一つ一つ計算をやり直してみるしかありません。

ただ、一つ一つの計算をやり直してみる前に、
問題の読み間違いがないかどうかを確認する必要があります。
問題文で与えられた情報を確認しなおしましょう。
文章を細かく分割し、分析的に読んで、
そこから得られる情報を図や表、グラフなどに表しましょう。
情報の見える化は重要です。
これができるかどうかで、今後の算数の成績の伸びが変わってきます。

その他の間違いとして考えられるのは、利用する公式の間違いです。
これは、円周と円の面積のように勘違いしやすいものの間違いを除けば、
公式をしっかり覚えていないことによるものですから、
覚えてもらうしか方法はありません。
中学受験の算数に出てくる公式のうち、
論理的に説明できないものは円周の公式だけです。
(円周=直径×3.14ですが、3.14は先人が調べて見つかったもので、
3.14があって円周が出てくるのではなく、円周があって3.14が出てきます。)
それ以外のすべての公式は、根拠も含めてきちんと理解してから記憶しましょう。

この3種類以外の間違いは考えられません。
算数が苦手なお子さんの中には、
問題文に与えられた数を適当に組み合わせて答えを出して×になるという場合もありますが、
これは間違いとは言えません。
勘が外れただけです。
この場合は、残された式を見ても何をやっているのかわかりません。
一つ一つの式の答えに単位をつけさせてみてください。
勘で問題を解こうとしていると単位がつけられません。
論理的に考えさせるために、
普段から、それぞれの式の答えに単位をつけさせるようにすると良いでしょう。

間違えたからといって、解説を赤で写すのは感心しません。
それをやると、それをやっただけで勉強した気になってしまうからです。
解説は読んでわかればよいのです。
わかったと思ったら、解説を閉じて、
もう一度、自分で答えまでたどり着けるかどうか確認する方が効果があります。
勉強が作業にならないように注意しましょう。




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家庭学習のやり方

ご家庭でお子さんの勉強を見るとき、どんな風にしていますか?

必ずやらなければならないのは、
塾で習ってきたことがどれだけ身についているかを確認することです。

塾では、問題の解説をするだけではなく、実際に演習もするはずなので、
演習のときに自力でできた問題には○、
間違えた問題には×、
ヒントをもらってできた問題には△

をつけて区別しましょう。
扱わなかった問題は無印です。
お家では、×と△の問題をもう一度やってみましょう。
一度まちがえた問題は何度でもまちがえます。
できたらテキストの問題番号に○をつけてあげてください。

一人でできない場合はすぐに説明せずに、
ヒントを出して誘導をかけてあげてください。

少しずつ少しずつヒントを出していきましょう。
最終的に自分で答えが出せると、
誘導されて答えにまでたどり着いた場合であっても、
お子さんは達成感を得ることができます。
勿論、テキストには再び△をつけてください。
「できたね。」
「次はきっとひとりでできるね。」
先を急ぎ過ぎないことが大切です。

一通り確認ができたら、翌日、また同じ問題を解いてみましょう。
○、△、×の印も忘れずにつけてください。
印はその問題にチャレンジした回数だけつけることになります。
「こんなにまちがえちゃったんだ…。」ではなく、
「こんなにがんばったね。」って言ってあげましょう。

塾で扱った問題が終わったら、
それ以外の問題にもチャレンジしてみましょう。
そのときも、○、△、×の印は忘れないこと。
残っている問題のレベルが、
お子さんの現在のレベルに合わないものばかりのときは、
別の問題集から同じ単元の問題を選んでやってみましょう。
この場合も、できなくても解き方を教えずに、
ヒントを出しつつ進んでいくことが大切です。

通っている塾の教材だけでは足りないときは、
他塾の教材を使うことも有効です。

SAPIXや日能研は教材を公開しておりませんが、
四谷大塚は教材を公開しておりますので、
他塾の方でも利用できますね。
勿論、本屋さんで購入できる問題集でも構いませんよ。
手を広げすぎてはいけませんが、
5年生や6年生になると、
その場ですぐに適切な問題を作るということは困難ですから、
複数の問題集を準備された上で、
その中から使えそうなものを選んでやっていった方が良いでしょう。
どの問題集も同じような問題が載っていますから、
使いやすそうなものを選べばよいでしょう。
いくつか挙げておきますね。

総合的なものとしては…

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ちょっと高難度のものとしては…
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「時間より中身」「短時間で効率よく」って本当?

何かを身につけようとしたら、どれだけ練習したかが重要です。

勉強も例外ではありません。
どれだけ勉強したか(勉強量)がポイントです。
そして、勉強量は、どれだけの内容を身につけたかで計ることができます。

ある内容を短い時間、少ない回数で身につけることができるお子さん
(所謂、要領の良いお子さん)は短時間の勉強ですみますが、
同じことを身につけるのに長い時間、多くの回数が必要なお子さん
(所謂、要領の悪いお子さん)は長時間の勉強が必要になります。
勿論、これは皆が同じレベルに達するためという前提の話で、
過去に見てきたお子さんたちについては、
要領の良いお子さんは勉強時間も長く、
大量の学習内容を身につけることができるのに対して、
要領の悪いお子さんは勉強時間も短く、
わずかの学習内容しか身につけられないという傾向があると言えます。
また、要領の良いお子さんは一般的に集中度が高いと言えます。

よく「時間より集中度が大事」などということが言われます。
それ自体は間違いとは言えませんが、
多くの場合、長い時間勉強できないお子さんは集中度も低いですね。
勉強自体が嫌いなお子さんは、長時間、勉強することができませんし、
集中して勉強することもできません。
でも、そんなお子さんでも、何かしら集中できることがあるはずです。
それは、そのお子さんにとって面白いと感じられることです。
勉強が面白いと感じられれば、
長時間勉強することも苦には感じられないはずですし、
集中度も上がってくるはずです。
そもそも長い時間勉強することができないお子さんに
高い集中度を要求することは困難です。
まず、長い時間勉強することを目指しましょう。
集中度を高めるのはそのあとで十分です。
その意味では「時間より集中度」ではなく、
「時間も集中度も」を目指す必要があります。

成績を上げるためには、たくさん勉強することが必要です。
問題は、現時点で成績の良くないお子さんは、
たくさん勉強することができないことです。
それは、効率よく学習内容を身につけるコツを知りませんし、
楽しくないからです。

前者については、大人が手助けをしてあげることで対策しましょう。
コツは一言で言ってしまえば、本質を知るということです。
「割合って何?」
「速さって何?」
「線分図って何?」
「面積図って何?」
「どうしてこんな線分図、面積図を描くの?」
こんなことを考えずに、
ただ、公式を暗記したり、
○○算のときは○○図を使うっていうことを覚えたってダメなんです。
成績の良くないお子さんは解法にのみ意識を向けてしまいがちです。
そこを矯正してあげましょう。
やり方がわかれば、あとは自分でできるようになります。
勿論、それは頭でわかるだけではダメで、腑に落ちないといけません。

後者については、最初から、多くを求めないことです。
ゲームや遊びの感覚を取り入れても良いでしょう。
お母さんと勉強することが楽しい、
先生と勉強することが楽しい、という感覚を持たせてあげましょう。
算数では式、考え方を書かせるのが一般的ですが、
最初は、答えだけでも良いでしょう。
習慣は大切ですが、
それより前に、勉強が面白いと感じることの方がもっと大切です。
スモールステップを心掛けましょう。
答えが出せるようになったら、
少しずつ式を書けるように誘導していきましょう。


勉強は生きる力を身につけることです。
焦らず一歩一歩前進です。
1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる
これでいいじゃないですか?

子どもの頃、初めて買ってもらったレコードがこの曲でした。



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合格おめでとう!

今年指導させていただいたA君のお母さんから電話をいただきました。
第1志望校から合格をいただけたそうです。
正直なところホッとしました。

A君は、偏差値こそ50%ラインぎりぎりだった(これだって本当は厳しいレベルなのですけど…)のですが、基本的知識は全然足りない状態でした。
ただし、全然スマートではないのですが、力づくで正解に近づく能力はありました。
もっとも、学校側は、答えを出すために必要な式、考え方は、順序良く書くように要求していますから、
その点では非常に不安な状態だったと言えます。

指導は、問題の読み方、出題意図の把握の仕方を身につけることに重点を置きました。
知識の不足は最初のうちは気が付けば埋めてはいましたが、
最後は、そこには目をつむり、問題の構造を説明することに終始しました。
知識はあまり要求されない学校だったからですが、
もし知識を聞かれたら、そこはあきらめて、それ以外で勝負という戦略しかありませんでした。
勿論、併願校対策などする時間はありませんでした。
お母さんが「第1志望校さえ合格できれば、あとは全部ダメでもいい」と言ってくださったからこそ取れた戦略でした。(実際は、お母さんも精神的に不安定になっていて、半分、やけっぱちになっていたのかもしれません。)

本当は、知識を万全にした上で、過去問研究をしっかりして、
エレガントに問題を解ける状態にした上で本番を迎えるというのが私の理想なのですが、
実際には、Aくんのような受験をするお子さんは多いというのが実感です。
境界線にいるお子さんを引き上げて合格させるのが講師の醍醐味だという先生もいますが、
個人的には、受かって当然という状態にまで引き上げて、当たり前に合格させるというのが私の理想です。

合格させるだけなら、それほどの時間は必要ではないかもしれませんが、
学力を上げるため、正しい勉強の仕方を身につけさせるためには、ある程度長い時間が必要です。
折角、縁あって指導させていただくのですから、
ただ合格させるだけではなく、合格後につながる勉強をさせてあげたいものですね。




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Author:新鮮太郎
プロ家庭教師、
中学受験進学塾講師

塾での担当教科 算数

指導歴 30年超

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