どんな生徒さんでも引き受けるというわけではありません。
家庭教師の指導が最大の効果を上げるためには、
生徒さん本人のやる気と、講師の情熱がうまくかみ合う必要があります。
あるご家庭に体験授業に伺った時のことです。
玄関先にはなぜか自転車が横付けに置かれており、
避けて通らないと中へ入れない状態でした。
玄関に入ると、お母様は「上でお願いします」ということで、
奥の階段の方に行かれ、階段の灯りを点けて待っていてくださいましたが、
その時点で、私が靴を脱いでいる玄関の灯りは消され、玄関は真っ暗でした。
リビングに通され、「今日は体験ということですが、何をさせていただきましょうか?」と
ご希望を尋ねると、「何にしようかな…」ということで、教材が出されるまで約10分。
思わず「いつもこうですか?」って聞いてしまいました。
出てきた問題を解いてくれるように指示すると、
お子さんはテーブルにあごを乗せた信じられない姿勢で問題を解いていました。
その教材はいつ勉強したものか尋ねると、10日ほど前に塾の授業でやったもので、
解きなおしもしていないということでした。
お母様は「宿題が多すぎて復習をする時間がないんです」っておっしゃっていました。
(そんな言い訳をしていたって成績は上がりません。)
以前、どこかの掲示板で、お茶やお菓子が出るとか出ないとか議論されていたことがありましたが、
そんなくだらないことはどうでもいいことです。
大事なのはお子さん本人のやる気です。
どの教材がどこにあるのかお子さん本人がわかっていない、
自分が何をやらなければならないのかわかっていない、
指導を受けるのにふさわしくないやる気のない姿勢など、
あまりにも幼すぎます。
講師がいるところの灯りを早々に消してしまうというお母様の行為もどうかと思います。
これで、開成、筑駒志望というのですから驚いてしまいます。
この状態で「何とかなりますか?」って聞かれても、
「何ともなりません」って言いたくなってしまいます。
(「お子さんが変わらない限り難しいですね」って答えましたが…。)
体験授業が終わった後、この契約は成立しないだろうなって予想しましたが、
予想通りお断りの連絡が入りました。
勿論、こちらもお受けしたくないなって思ってはいたのですが…。
試験はもう少し先なのでどうなるのかはわかりませんが、
今後、今回のようなケースがあれば、こちらからお断りしなければならないと思いました。
確かに、中学受験は親子の受験です。
でも、全部親が主導権を握り、お子さんは言われるまま行動したり、
お子さんが王様のごとく指示し、親が召使のように動くというのでは合格は困難です。
また、的確な状況判断、相手に対する思いやりが持てないご家庭では
適切な指導はできないのではないかと思います。
お子さんに本当に合格したいという気持ちがあること、
そして、それを家族全員で応援していることは最低限必要です。
そうでないと、講師も何とかしたいという気持ちにはなりません。
お金だけの問題ではないのです。
■いつも応援していただき、ありがとうございます。感謝しています。
■リンク先にある私のもう一つのブログ「幸せな合格(中学受験)」も
お役にたつ情報を提供しております。是非ご覧ください。
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生徒さん本人のやる気と、講師の情熱がうまくかみ合う必要があります。
あるご家庭に体験授業に伺った時のことです。
玄関先にはなぜか自転車が横付けに置かれており、
避けて通らないと中へ入れない状態でした。
玄関に入ると、お母様は「上でお願いします」ということで、
奥の階段の方に行かれ、階段の灯りを点けて待っていてくださいましたが、
その時点で、私が靴を脱いでいる玄関の灯りは消され、玄関は真っ暗でした。
リビングに通され、「今日は体験ということですが、何をさせていただきましょうか?」と
ご希望を尋ねると、「何にしようかな…」ということで、教材が出されるまで約10分。
思わず「いつもこうですか?」って聞いてしまいました。
出てきた問題を解いてくれるように指示すると、
お子さんはテーブルにあごを乗せた信じられない姿勢で問題を解いていました。
その教材はいつ勉強したものか尋ねると、10日ほど前に塾の授業でやったもので、
解きなおしもしていないということでした。
お母様は「宿題が多すぎて復習をする時間がないんです」っておっしゃっていました。
(そんな言い訳をしていたって成績は上がりません。)
以前、どこかの掲示板で、お茶やお菓子が出るとか出ないとか議論されていたことがありましたが、
そんなくだらないことはどうでもいいことです。
大事なのはお子さん本人のやる気です。
どの教材がどこにあるのかお子さん本人がわかっていない、
自分が何をやらなければならないのかわかっていない、
指導を受けるのにふさわしくないやる気のない姿勢など、
あまりにも幼すぎます。
講師がいるところの灯りを早々に消してしまうというお母様の行為もどうかと思います。
これで、開成、筑駒志望というのですから驚いてしまいます。
この状態で「何とかなりますか?」って聞かれても、
「何ともなりません」って言いたくなってしまいます。
(「お子さんが変わらない限り難しいですね」って答えましたが…。)
体験授業が終わった後、この契約は成立しないだろうなって予想しましたが、
予想通りお断りの連絡が入りました。
勿論、こちらもお受けしたくないなって思ってはいたのですが…。
試験はもう少し先なのでどうなるのかはわかりませんが、
今後、今回のようなケースがあれば、こちらからお断りしなければならないと思いました。
確かに、中学受験は親子の受験です。
でも、全部親が主導権を握り、お子さんは言われるまま行動したり、
お子さんが王様のごとく指示し、親が召使のように動くというのでは合格は困難です。
また、的確な状況判断、相手に対する思いやりが持てないご家庭では
適切な指導はできないのではないかと思います。
お子さんに本当に合格したいという気持ちがあること、
そして、それを家族全員で応援していることは最低限必要です。
そうでないと、講師も何とかしたいという気持ちにはなりません。
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