日曜日は5年生のお子さんの指導の日です。
本当ならば、日曜日くらいは休みたいところでしょうが、
日曜日まで勉強している彼らには頭が下がります。
5年生のAさんは図を描きません。
こちらが図を描いて説明すると、それは理解できるようですが、
不思議なことに自分では図を描きません。
図が描けないから描かないのか、描かないから描けないのかは、
彼女の頭の中の問題なので正確なことは分かりません。
でも、そんな事はどちらでも良いのです。とにかく描くことが大切です。
そこで、とりあえず、速さの問題の図を描いてもらいました。
イメージを図にしてもらえば良いのですが、
図を描き慣れていないAさんはうまく図を描けません。
でも、少しずつ矯正しながら図を描く練習をしたところ、
今日一日だけでも、随分、図が描けるようになりました。
そして、図を利用しながら、解法を説明してもらいました。
きちんと理解できていれば説明できるはずです。
でも、うまく説明できません。
少しずつ助け船を出しながら、説明を進めてもらいました。
2時間でAさんが疑問に思っているという問題を全部学習し、
+αとして、それ以外の問題もいくつか学習しました。
勿論、これでも全部を網羅したわけではありません。
Aさん自身は分かったと思っていても、実は分かっていない問題もあるはずです。
そういう問題は、テストで間違えたり、できなかったりするはずです。
テストでできなかったら、その段階で補強をすれば良いでしょう。一度にすべてをできるようにすることはできません。昨日より一歩前進すれば良しとしましょう。
ただ、今日だけ一歩前進してもダメです。
明日も明後日も、毎日一歩ずつ前進することが肝心です。
毎日前進するためにAさんは努力を継続しなければなりません。
それに対してどんなサポートができるかが今後の課題です。
5年生のB君は、これまで場当たり的な勉強をしてきたようです。
基本的知識に抜けが多く、勘で問題を解く癖があります。
しかも、途中の式、考え方を残さず、突然答えを口にする癖もあります。
そこで、その答えが正しくても、間違っていても、その途中を説明してもらいます。
B君は、私の反応をうかがいながら説明を続けます。
間違っている時は、その答えを問題文に戻して、問題文が成立するかどうかを確認してもらいます。
そうすると、自分の答えが間違っていることに気づき、正しい答えにたどり着くことができます。
その段階でどうしてそうなるのかを説明します。
そして、数値替え問題を練習してもらいます。
すんなりできることもありますし、再び間違えることもあります。
間違えたら、また同じことを繰り返します。
いちいちどうしてそうなるのかを説明します。
B君がどれだけ真剣に私の話を聞いているかは分かりません。
今までしてきたであろう場当たり的な勉強を考えると、
全部をきちんと聞いてくれているとは思えません。
でも、それも仕方ありません。
あとは根くらべです。
今日理解できたことも、1週間後には忘れているかもしれません。
そんなときは、もう一度しつこく説明を繰り返します。
B君の指導は時間が限定された短期のものです。
私の役目は、彼の苦手分野につき、しつこく繰り返すことで、基本だけを身に付けてあげることです。
勉強が苦手なお子さんは、皆、基本的な知識を身に付けていません。
それは繰り返しを嫌がるからです。
知識を身に付ける一番良い方法は、薄く何度も頭に摺りこむことです。
指導する方が諦めずに何度もすりこむことを続ければ、知識は確実に身につきます。■読んでいただいて、ありがとうございます。感謝しています。
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